人が多い東京だからこそ永代供養という選択を取る

散骨の現状と問題点について

散骨とは、故人の遺体を火葬した後の焼骨した骨を、粉末状になるまで砕いたうえで、海、山、空、山などでそのまま撒くと言う自然葬のひとつです。粉末状にするのは多くの場合、葬儀屋さんが専用のすり鉢などの道具を使用し、遺族の意向や故人の宗派によってはお坊さんに読経をしてもらいながら行うこともあるそうです。また希望をすれば、遺族自身が故人のお骨を粉末状にする作業に携わることもできるそうです。ただこちらは対応している葬儀屋さんと、そうでないケースとはっきりわかれるようです。

散骨が死体遺棄にあたるかどうかについては、法務省は節度があれば違法性はないとしています。ただ、陸地で行う場合、近隣住民とのトラブルが予想されますし、海においては養殖場や漁業場があれば問題となるでしょう。北海道では、農産物への風評被害につながるとして、規制した自治体もあります。現在日本では散骨をするにあたって、指定管理された土地や地域は特別にありません。

強いて言えば、墓地が独自に管理している自然葬を行う一区画くらいです。日本国外で行う場合であっても、例えばハワイでは散骨に関する法律が規定されており、勝手に行うと罰金が課せられます。もし故人や遺族が散骨を希望する場合、まずは葬儀屋さんに相談、自然葬を行う墓地に相談、地方自治体にも伺いをたてる必要があるでしょう。今後、社会的認知度があがり希望者が増えた場合、トラブルや問題点を解決する法整備も必要になってくるでしょう。

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